「霊力の高い人間は、悪意を持った霊や妖怪に狙われやすいの。龍樹は妖怪も視える?」

「妖怪・・・。」

「そう。学校の中でだったら、着物をきた頭に角が生えた小さな女の子とか?」

そう。私たちが通っている学校にも幽霊や妖怪がたくさんいる。・・・と言うより、うちの学校が異常なのかな?あそこまで多い学校はそうそう無いかもね?

「ああ。視える。」

「そう・・・。霊感が高くて見鬼って言うと、あいつらにとってご馳走だかね・・・。」

「・・・ご馳走・・・。」