「・・・しぃ・・・。」

「なぁに?」

「胸・・・当たってる・・・。」

「へ・・・?」

ゆっくりと視線を下に持っていき、状況を確認する。今、私は・・・私の腕は・・・龍樹の腕に巻きついていて・・・・・・


「〇#*△☆◎///!?」


自分のしていることに気が付いて、慌てて龍樹から離れる。

「ご、ご、ごごごめんなさい!!!」

私今顔真っ赤だ・・・。

「いや。大丈夫だ・・・。」

チラッと龍樹を見ると、そっぽを向いて角度の所為か、耳が赤くなっているように見える。