俺様王子と地味子な舞姫


「しっかし、昨日は驚いたよ。」

帰り道。私は龍樹と並んで歩いていた。

「まさか隣の席の子が舞姫だったんだもんなぁ。」

「えへへ・・・。でも、驚いたのはこっちだよ。変装してたつもりだったのに、声かけられて俺と同じクラスの神守紫翠だろ?って・・・。それにしても、よく分かったね?」

私は昨日から一番気になっていることを聞いてみた。

「ああ・・・。なんつぅの?オーラっていうか雰囲気っていうか・・・そういうのが似てたんだよ。お前が太刀を抜いた瞬間に、しぃの周りになんか・・・キラキラした・・・なんかが出てきてもしかしてって思ったんだよ。」






え・・・?