俺様王子と地味子な舞姫

お母さんと別れて教室へ向かう。

「15HRは・・・ご、5階ですか・・・。」

そういえば、1年生は5階でした。





「つ、疲れたああぁぁぁぁぁあ・・・・・。」

何とか5階まで上り切った。稽古をしているはずなのに、少し息切れしている。



教室に入ると、ほとんど知らない顔がいっぱい。友達できるのか?これ。


「あっ!!しぃーー!!」

「ん?あっ!!楓華!!!」


振り返ると、同じ中学の大島楓華(おおしまふうか)がいた。
ダークブラウンの髪を肩で切りそろえ、目は大きく、小さな口と鼻。同性の私でも惚れ惚れするくらい楓華は可愛い。


「楓華!!同じクラスだったんだね!!」

「・・・知らなかったの?クラス表見たんでしょ?」

「見たよ?見たけど、自分の名前だけ探して、・・・ね?」

「要は絶対同じクラスにならないと思ったから、ショック受けるなら知らない方がいいと思ったんでしょ。」