考えるのは俺の隣の席・・・神守のこと。 入学式の日に見つけてから、あいつに興味が沸いた。 俺を見ても顔が赤くならない。ましてや俺の存在を知らなかったみたいだしな。 その神守は俺の誘いを、用事があるからと断った。しかも帰りは今まで見たことがないくらい慌ててた。 「おーい!龍樹!!もうすぐ、舞姫の舞台が始まるぞー!!」 いつの間にかそんなに時間が経っていたのか・・・。 「ああ。今行く。」