『お前のような小娘に我等を守ることができるのか?』




(できる。そう信じます。それが我が務めであり、私の意志でもあります。)




『よかろう・・・。お前の力・・・見せてみよ』





舞姫は神主の娘が継ぐ。そして、もう一つの条件が、生まれつき霊力を持っていること。





『お前の霊力を解き放ち、我等に示せ』





扇を左手に持ち直し、右手で太刀を鞘から抜く。そして、抑えていた霊力を開放する。

霊力なんて普通の人は見えない。でも、同じように霊力を持っている人なら、オーラのように見えることがある。