「神守さんは桜祭り行くの?」

「へ?」

突然かけられた声に思わず変な声を出してしまった。

横を向くとそこには綺麗な笑顔を浮かべた咲倉君。

「ね?祭り・・・行くの?」

「わ、私は・・・今日は用事があって・・・。」

彼の笑顔を直視いてしまい、思わず俯いて呟くように返事をする。

「そっか・・・。それは残念だな・・・。」

「?」

残念と言って息を吐く咲倉君に首を傾げる。