「25日かぁ・・・。その日がしぃの初舞台になるわけだ。」

「うぅ~。言わないで・・・。」

そう。4月25日に私は神々に、人々に、舞姫として認めてもらうために舞う。

「不安だよ~・・・。」

「大丈夫だって!しぃの舞はすごく綺麗だから!」

「そんなこと言われても緊張はするよ。」

「大丈夫。私はずっとしぃを見てきた。小さい頃からずっと・・・。あの人みたいに舞えてるよ。あたしが保証する!」

「・・・ありがとう楓華。こんな不安がってちゃ神様にも、お客さんにも、・・・お姉ちゃんにも認めてもらえないよね・・・。うん。そうだよ。自信持たなきゃだよね!」