*************** 「はあ、はあ・・・」 暗い森の中、少女は木の上で息を整えていた。 「・・・ふう・・・。そろそろ、決着つけますか・・・。」 そう一人呟くと腰に差していた鞘から太刀を抜き、左手を添えた。 「我の力を吸い、対魔の剣と成せ・・・。急々如律令・・・」 左手が添えられた刀が発光し、少女はそれを強く握りなおすと、木の上から飛び降りた。 ***************