・・・

「んじゃ、花火の日、6時にお前ん家来るから。」

「うん。待ってる。」

「ああ。じゃあな。」

帰っていく龍樹に手を振る。

(ほんとはもう少し一緒にいたかった・・・なんて言ったら迷惑だよね?)

少し寂しい気持ちを押し殺して、私も楓華のところに帰ろうとした。

「あ。しぃ。」

「ん?にゃ!?・・・ん」