「そっか」 そう呟きながら私を抱きしめ返して頭を撫でてくれる。 龍樹の腕はやっぱり安心する・・・。私は嬉しくなって彼の胸に頭を擦り付ける。 「しぃってさ、猫みたいだな。」 「猫?」 「ああ。よく猫みたいな奇声発するし、今だって猫みたいに擦り寄ってくるし。」 猫か・・・龍樹に言われると何か嬉しい・・・。