「逃げられないよ」

とんっと私の背中に壁がくっついた

逃げられないっ…



「まっ迷ったんですっ!」

顔を真っ赤にしながら言うと社長は予想通りぶっと吹き出した


「あはははっ!会社で迷うか普通ぷっくっく…」

「広すぎなんですよ!」


あー最悪っ!

社長に笑われるし早く集合場所に行かなきゃいけないのに…



「しゃ…「君に決めた!」

「えっ?」


ビシッと私を指さす社長に私は?を浮かべる


「それじゃあ行くかっ!」

「ちょっ社長?!」


社長はいきなり私の手をとり歩き出した

どこに行くのーー?!


そのまま手をひかれながら長い廊下を歩く


暫くして大きな扉の前に着いた


「ここって…」

「そう、集合場所の第一会議室」


着いたーー!

嬉しさのあまり心の中で叫ぶ自分