思い出しただけで痛いや…。
「どーやってんだろうなー」
「絶対あんなに痛くできないよね」
「絶対練習してるよ。完璧主義だから」
「アハハッ」
でこぴんする真似をしる姿を見て笑ってしまった。
ほんと叶夢くんって、青少年って感じ。
優しくて爽やかで、かっこよくて叶夢くんも完璧って感じがする。
「あいつら先教室行きやがった」
「えっ」
いつの間にか私の教室の前にいて、連れてきてくれたっていうか送ってくれたことがわかった。
「ごめんねっ!わざわざ」
「ううん。奏が連れ出しちゃったからお詫びみたいな」
「そんな、ありがとうっ」
「どういたしまして。また部室でね」
「うん」
バイバイと手を振って、3人の教室に走っていく。
優しいなぁ。叶夢くん…。
奏くんとは大違いっ!!


