みんなの視線が私に一斉に集まる。
「え、紺野さんやってくれるの」
「うん」
戸惑う委員長に、笑顔を作れば安心したように笑ってくれた。
「ありがとう!じゃあ女子の実行委員は紺野 愛歌さんで」
パチパチと拍手があがって、私は椅子に座る。
「ちょっと、うた!」
ずっと黙っていた優奈が、私を見てできるだけ小さい声で、喋りかけてきた。
「なに?」
「なにじゃないでしょ!?何で実行委員に!」
「いつまでたっても決まらないし。それに委員長困ってたし」
「だからって、うたバンドもあるのに…!それに…」
「大丈夫だから。心配しないで」
「………」
「ね?」
ニコッと笑えば、納得のいかないといった顔で私を見た。
優奈の顔を見ないように、前を向いた。


