「梓!!」


ドアのとこから優奈を呼ぶのは、優奈の彼氏の梓くん。

優奈はふわふわしてる可愛らしい女の子だけどバスケが、大得意。
優奈と梓君は、中学から付き合っていてお互いバスケ部だから、お昼休みはワンオンワンでバスケをしている。

「いってきます」と言って、梓くんのところのに向かう優奈に手を振って見送る。


「さてとっ」


優奈がいなくなって、私も立ち上がって教室をでる。

優奈みたいに、彼氏なんていない。
ましてや、バスケをするわけでもない。




わたしが向かうのは、裏庭。