好きな音。



「あの、ここは…」


私がズルズル引っ張られてたどり着いた場所は、ギター、ベース、ドラムの置かれた部屋だった。


こんな場所あったんだぁ。


「見りゃ、わかんだろ?俺らの部室」


いや、わかんないんじゃないかなぁ。普通。


「あの、何故私はここに…」
「いいから。ちょっと待ってろ」
「……」


そう言って、三人の男の子はそれぞれの楽器へ歩いていく。


しゃべり方がふわふわしてて、髪の毛もふわふわ。
背は170くらいかな。目がおっきい。

可愛い感じだけど、かっこいい雰囲気もある男の子はベースへ。



落ち着いた色の黒髪は、落ち着いた雰囲気がよく似合っている。
背、高いなぁ。180ある気がする。

かっこよくて、すごく優しそうな男の子はドラムへ。



そして、さっきから何かと失礼で強引。
茶髪に大きい目。175くらいの背。

かっこいいけど、明らかに俺様な感じの男の子はギターへ。