好きな音。



叶夢くんの後ろから聞こえてきた、冷たすぎる声。


しまった…、と思ってももぅ遅い。


「オレがいないからって、好き勝手言ってんじゃねぇよ」


上から見下ろされるもんだから、迫力ははんぱじゃない。

ま、怖くないけどね。


「別に奏くんがいても好き勝手言えるもん」
「んだと?」


また睨まれるけど怖くない。

だって、



「そんな可愛らしい格好で怒ったって怖くないもーん♪」
「なっ」
「似合ってるよー?かーなちゃーん♪」


べーっと舌を出して言う。


悔しそうな顔をする奏くんが、おもしろくて仕方ない。