もし、梨華が真也の事が好き、 と言ったなら私は何の ためらいもなく真也の事を忘れられる。 梨華が笑顔なら、 それでいい。 私の事をお人よし と思う人もいるだろう。 確かに否定はできない。 私はふと、タンスの上に 飾ってある不細工なクマの ぬいぐるみを見つめ、手に取る。