梨華と私は女子に
囲まれている真也を見るのを
やめ、携帯小説の話を
しているグループの椅子に座った。


一人の女子が話す。



「二人って真也くんと
何の関係なの?」


『ただの幼なじみだよ』

私は言った。


「だいたいさ〜あたし達
みたいないい女が
あんな男と釣り合うわけないじゃん?
ねっ?奈緒?」


梨華は得意げに言う。