ピアノの姫

*~薫side~*

今日は、先生に呼び出しをされた。


先生というのは、僕のピアノの先生でとてもいい人だ。


薫「失礼します。」


先「待ってたよ。ささっ、座って。」


薫「はい。」


僕は、ソファーに腰を下ろした。


先「今日は、大事な話があってきてもらったの。それは、ピアニストになれるチャンスかもしれないの。」


僕は、先生の言葉に耳を疑った。


薫「何かの間違いではないでしょうか。こんな僕がなるはずありません。」


でも先生は、


先「本当よ。間違いではないわ。昨日薫君がピアノを弾いていたときに、学校の前にちょうど、ピアニストの方が通りかかったの。それで、今弾いているピアノは素晴らしい。ぜひ、ピアニストになってみないかって。」


僕は、素直にうれしくてうれしくて、涙が出そうになった。」


薫「先生。僕、ピアニストになりたいです。」


先「あなたならそういうかと思ったわ。明日から、もう練習が始まるそうよ。」


薫「はい。先生ありがとうございました。」


先「立派になって、自分の夢をかなえて頂戴。」


薫「はいっ。先生。」


僕は、部屋を出てから急いで藍に電話をかけた。