ピアノの姫

藍「唯~。智香~。」

唯「おそかったねぇ~。」

智「心配したんだよ。」

藍「ごめん。それより二人に大事な話があるの。」

唯「なに?」

智「聞くよ。」

友達だからそこ、伝えなきゃいけない。しっかり面と向かって伝えるんだ。


藍「私、今日から事務所に入るから、芸能人のクラスに行かなきゃいけないの。だから、たまにしか会えなくなっちゃうんだ。でも、二人のことは大好きだから。ごめんね。」


唯「っぷ。あはははははっ。」

智「あははははっはっ。」

急に二人は笑いだした。

藍「へ?どうしたの?」

唯「だって、そんなことだと思うとっははっ。」

智「そうだよ。そんなことで最後の別れみたいなこといっちゃってははっ。」

唯「大丈夫だよ。私たちは、藍を応援してるから。」

智「そーだよ。たまに芸能人と会えるんだからいいじゃん。」

藍「二人とも。ありがとう。」

二人に最高の笑顔を見せた。

唯「もぅ。藍ったらかわいいっ。」

智「がんばってよ。応援してるから。」


藍「うんっ。」


そのあとは、三人で笑いながら帰った。


私は、このとき思った。

 
  ______友情ってこんなにいいもので、あったかいんだ。


二人に、心の中で『ありがとう』。