本当に自分が嫌で仕方なかった。


自分が何のために生まれたのか
何のために生きているのか

また、答えを見失った―――…


もう
愛なんて知らない

ほかがどうなろうと関係ない。



自分を守るために俺は
たくさんの人を傷つけた。






「なんでよ!陽!」



「一回ヤッたくらいで勘違いしてんじゃねぇよ」



「なに!それ!!意味わかんない!」



「お前を好きだなんて思ってこともねぇよ」






今日も女と喧嘩。
敵にまわす…。

あの光景を見た日から、俺は精神的に崩れていた。


女遊びを繰り返した。
セックスしていれば、一時的に忘れる。

そんな
中学時代に戻った感じ。


落ちたらおしまい。
ゲーム感覚で・・・。






「陽…好きです」



「瑞希?」



「本気なの」



「じゃあ、付き合う?」





軽く女と付き合った。
そんなの、一か月も続くはずはなく


また、捨てる。同じセリフで






「瑞希のこと好き?」



「……好きだよ」



「愛してる?」



「……愛してるよ」





こんな時には、絢が忘れられなかった。
告白されたら付き合う。

告白の言葉

絢からほしい。それ以外は口先だけのもの。