Love of space 1






俺は言葉を続ける。



『俺の我が儘を聞いてほしい。


俺のために料理を作ってほしい。



俺の隣で笑ってほしい。


すごく贅沢な我が儘だってことくらい百も承知だ。









だけど俺には、零が必要なんだ。』


俺の胸の中で零はまた泣き出した。


ただ黙って俺は零を抱きしめていた。


もしかしたらフラれるかもしれない。

それでもいい。


想いを、


このどうしようもないくらいの想いを、


伝えることができたから。


零が俺の腕からすり抜ける。



そして



「私にも…先生が必要です。」


と、言った零は俺に触れるだけのキスをした。




あまりにビックリした俺は目を開けたままで、



「目…くらい閉じてよ。」



と、零に言われた。


俺、実はキスするのが怖かったんだ。


別れを告げられたあの日、


初めて零にキスを拒まれた俺は
そのことがトラウマで自分からキスをするのが怖くなった。


でも今のは反則だな、零。

俺が怖くてできなくなったことをお前はやっちゃったんだ。


俺のスイッチを押しちゃったんだ。


もう…止めらんないよ??