「先生、私ね…………」 零が何かを言おうとしている。 でも、俺はその何かを聞いてはいけない気がした。 だから、 『なあ西城』 俺は零の言葉を制した。 『それは胸の中に閉まっておきなさい。』 ………ダメだ。 まだ、ダメなんだ。 俺はその言葉を聞く勇気がまだない。 だから、まだ言わないでくれ。 そして俺は口調も声色も変えて決死の一言。 『ってそれより今から調理室来いよ。』 と、言った。 これだけのことなのにこんなにも緊張している俺。 やっぱ、格好悪ぃ………