急に起き上がったせいで私の横にいるせんせーの顔は
少し不機嫌になってしまって…
「んだく、なんで急に起き上がるんだよ!!!」
「ごめんなさい、せんせーがいたから…」
「俺がいたから?あっそっ
せっかく体温はかってたのに」
あっ
だから、せんせーが私の腕をムネの上で抑えてたのね―
「起こしてくれたら自分で出来ます!!!」
「だって、珂南ちゃん体温計の
数字いつも間違えるっけーもん」
だって…
「だって、本当のこと言ったら
絶対痛い事するんだもん」
「痛いことしないと死ぬよ?」
そんな…
真顔で言わなくても…
「…」
「わかったら体温はかって
正しい数字を俺に教えて?」
「…わかった」
と言って
私はせんせーから体温計を
受け取った

