私達の病室の前はすごく閑散としていた
「よかった、誰も来てないみたいだね♪」
私は咲ちゃんと目を合わせて微笑んだ
「うん、早く中入ろう。だれか来ちゃうから」
「そうだね、」
と言って2人で中に入った
閑散とした部屋の中に
1人の男のひとがポツンと居るのが分かった
咲ちゃんも目を見開いてびっくりしている
まさか…と思いつつ
「さと…う…せんせ?」
とつぶやいてみた…
すると
私の声が聞こえたのか
こっちを振り向いた
と同時にとても低いこえで
何か言っているのが聞こえた
「…どこ、ぃってたんだょ…」
あれ、
佐藤せんせー怒ってる?
よね…

