「 麻倫!
今日4人でカラオケに行こう。 」


涼舞が教室のドアから叫んでいる。

私は急いで帰り用意をして涼舞のところへ走った。


「 4人って?
あと2人は誰がくるの? 」


私のカバンを肩からさげて


「 亜智と里瀬ちゃん。
たまには4人もいいんじゃないって。
2人っきりのが良かった? 」


「 まあ、
たまには2人っきりじゃないのも、
いいかもね。 」


涼舞が何か企んでいるんじゃないかと
目の動きで思ったけど…。


亜智くんと
同じ空間にいられる幸せもあったし、
素直について行くことにした。