店長の優しさ
もう二年以上も一緒にいるんだもん。
知ってるよ。

きっと私は明後日なんて待たないで
明日伝えてしまうかもしれない。



素晴さん!


きっと
あんな辛いことがあったのは、
素晴さんに気が付いて!って神様が教えてくれたんだね。



店長を待っている私はドキドキしてる。

このドキドキ苦しいけど幸せな苦しさだなぁ!
なんて考えていた。


私の前に
青い車が停まった。


「 おはようございます。 」


助手席に座ると
優しい微笑みをくれた店長に


「 私のこと、育望って呼んでくれますか?
素晴さん! 」


いつもよりさらに倍の優しさあふれる笑顔で頷いてくれた。





end