「また今度な。」



「え、ちょ、陽一ぃ!」




え?何?なんなの?



何がなんだか分からない私は歩き出した高木に引っ張られるまま、彼女達を後にした。




話は、終わったの?



あまり状況を把握していない私は、目の前にある背中を凝視していた。






でも、




そっと胸に手を当てる。




話が終わって良かった。




何故か、話が終わった後、胸に何かがつっかえるような感覚がなくなった。




変なの。





「なあ。」




頭上から降ってきた声。




その声に顔を上げると、



「.....っ!」




目の前に高木の顔があった。