「ふぁ...。」



なんだか眠くなってきてしまった。



家で昼寝でもしたいけれど彼女達はまだ高木を帰す気はなさそう。




でもいい加減我慢の限界な私は高木の注意をこちらに向けるように、掴まれている腕を引っ張った。




「ん?」




そしたら話を中断させ、こちらへ振り向く。




そんな高木に対して私は帰りたいという思いを込めて睨んだ。





ほんと、あんたのせいで関係の無いことまで付き合わされてるんだから。






だってほら、私が話を遮ったせいで思いっきり彼女達に睨まれてる。






だけど、その原因の高木は何故かピクリともしない。





あれ?




不思議に思い、また高木を見ると目を見開いて固まっている様子だ。




え?何?
なんで固まっているの?




そのままじーっと高木を見ているとハッとしたように顔を逸らされた。




はぁ?


なんなの、あいつ。






意味が分からず首を傾げていると女達の非難の声が聞こえてきた。