放課後、担任の一言でHRが終わった時俺は走るように教室を出た。





あいつ、話なげーんだよ!



今日は珍しく担任の話が長かった為いつもより帰りが遅くなってしまったのだ。





っんで、こういう時に限って...!




俺は心の中で悪態を吐きながらも足を緩める事はなく先を急いだ。






そんな中でも俺に注がれる女の熱い視線。



黄色い声を上げる奴や、声を掛ける奴。
顔を赤くして俯く奴だっていた。




だけど、俺はお前らに構ってる暇はねぇんだよ。





そう思いながら急いでいるのに集まってくる女達。



気付けば俺はそんな女達に囲まれてしまっていた。




「ねぇ、陽一ぃ。」



「遊ぼうよぉ。」



「今日どっか行かない?」





うぜえな。そこ退けよ。




俺が女達の誘いを断った時に居なかった奴が俺を誘ってくる。




ッチ、めんどくせー。