「じゃあ、行くか。」




そう言って歩きだした高木に腕を引っ張られながら後に続く私。






あーぁ、あんたホントにバカね。



「ちょっと!誰も行くだなんて言ってないでしょ?」




こんな可愛いげのない私なんかに構っちゃって。




「行かないとも言ってないだろ?」




だけど、





「っ・・・。」







あんたが楽しければいいか、なんて思ってる私は...






「じゃあ行くか。」






――――もっとバカね。