「やめてッ!!」 ・・・・あれ? 「...夢?」 私は乱れた息を整えながら、辺りを見渡してみた。 白い壁に淡いピンク色のカーテン、小さい円形の白いテーブル。 全体的に白や淡いピンク色で統一された自分には合わない乙女チックな部屋。 「自分の部屋だ...。」 ――夢を見たらしい。 それも、悪い夢を。 大量に拭いた汗と乱れた呼吸がそれを物語っている。 それに多分飛び起きたであろう痕跡がベッドに残っている。 だけど、 「どんな夢を見たんだっけ...。」 ――全く覚えていない。