「足くじいてねぇか?………おい、聞いてんのか?」 ボーッとしている私の顔を覗き込んでくる。 「!だっ、大丈夫!」 私は急に襲ってきた恥ずかしさに堪えられなくなって、真弥さんの身体から離れた。 「あ、そ。店でケガされちゃたまんねぇからな」 …そういうことね。 いや、そんなのわかってたことじゃん。 こんなやつに何期待してんの。 こんなやつに何でドキッとすんの。 私が好きなのは和希さんなのに。