「――――……まぁまぁだな。ていうか、的じゃなくてダーツボードな」 妙な沈黙と誉めてくれない言葉に引っ掛かりはしたけど、今はそんなの気にならない! 「うん!ダーツボードねっ」 ヤバい! 楽しい! ダーツって狙ったところに当たると楽しいんだ! 私は自分の投げたダーツが当たったダーツボードを眺める。 「あと2投。投げたら?」 「あっ、うん!また当たるといいな~」 同じように、私は2回ダーツを投げた。