…あれ? 何か違和感。 「このダーツ、重くない?」 渡されたダーツは、お店に置いてあるダーツより重い気がした。 それに、指に馴染んで持ちやすい。 「いいから。持ち方わかるか?」 あ、またバカにした! 「こう、でしょ!?」 人指し指と親指で軽くダーツを握り、中指を添える。 「……そ。できること、ひとつだけあったんだな。エライエライ。」 超棒読み。 またバカにしてる…! バカにされたままとかプライドが許さない。 絶対にダーツ当てなきゃ! 見てろよ!?