―――ドキッ! その姿が目に入ってきた瞬間、私の胸が高鳴った。 そこにいたのは、一人の男の人。 一点に集中する真剣な目。 獲物…を狙うような鋭い目だ。 そして、その手から放たれる矢。 ――トン! 吸い込まれるように、的に当たった。 すごい…ど真ん中だ…。 私は呆然と的を見ていた。 ―――そう。 ここは、ダーツバー。