すると、陸斗が


「じゃあ合宿舎案内するから着いて来い。」


と、相変わらずぶっきらぼうな物言いで言う。



その言葉に従ってあたし達は荷物を持つと緑地公園を後にした。

陸斗、竜二後ろにあたし、美麗の順番で並んで合宿舎に行く道を着いていく。




今まで乗り気じゃなかった合宿がなんだか少し楽しみになってきた。



この合宿に参加して友樹くんの彼女らしくなれるといいんだけど………



それから、10分程度歩いた所で足をとめた。

そして、陸斗はある方向を指差して


「ここが、今日から俺らが寝泊まりする施設だ。」

と、言った。