-1時間後-

対面式は無事に終わり、教室はもどると親友の美琴(ミコト)が話しかけてきた。

「入学式の時も思ったんだけど、今年の新入生レベル高くない?」

ん~どうだろ?

「わかんないけど何人かきれいな顔してる子はいたね。」

「でしょ?琉音も彼氏できるんじゃない?」

彼氏ね…正直どうでもいいんだよね…

「あ、今どうでもいいとか思ってるでしょ?」

「バレた?」

美琴にはすぐに私の考えてることがバレてしまう。

「彼氏っていいよ。まぁ、無理やり作るようなものでもないけどさ…」

「出会いがあれば考えてみるよ。」

あればね…

ないと思うけど。

「琉音モテるから絶対で会うって!」

美琴の方がモテると思うけどな…

すっごいかわいいから。

「ないない。」

ちょうどそう答えた時、担任が入ってきたのでそれぞれ席に着いた。