私とかわいい後輩くんっ!

「やっぱり琉音のお母さんのご飯は最高!!」

美琴はそう言って美味しそうに夕食をほおばっている。

「あら、ありがとう。琉音もたまにはほめてくれないかしらね~?」

「私と美琴を比べないでよ。」

比べたら私の劣ってる部分が嫌と言うほど出てくる。

けっこう悲しいんだから。

「ちょっと言ってみただけよ。」

絶対比べてたくせに。

「あ、琉音のお母さんは自分の娘はモテるな~とか思いますか?」

なに聞いてるの、美琴?

「そうねぇ…そこそこなんじゃない?」

なにその微妙な回答…

「琉音のことが好きな後輩がいるんですけど琉音に話しても信じてもらえないんです。」

別に信じないとは言ってないし…

「あら、後輩?いい子なら可愛くていいんじゃない?」

「美琴、何お母さんにそんなこと言ってんの?」

こういう話って親にするものじゃないでしょ?

「だって信用できる人には話しとかないと琉音はなかったことにするじゃん。」

まぁ、そうだけどさ…