会長の返事をうけて私は予算案を書きあげた。

ちょうどその時お母さんが部屋のドアをノックしてきた。

「琉音、美琴ちゃん来てるわよ~!」

お母さんは私とは対照的に明るい性格。

私って誰に似たんだろう?

イマイチ感情的じゃない。

って、そんなことはどうでもいいか。

私は机の上の原稿を鞄にしまってから玄関へむかった。