「うわ…人多いな…」

これは着いた瞬間の俺の率直な感想だ。

思わず呟いてしまった。

「1年生のみなさんはこっちに集まってください。」

そういっているのは2年の東雲美琴(シノノメ ミコト)先輩だった。

なんで名前を知っているかと言うと有名人だから。

それに篠宮先輩とも仲がいい。

2人で歩いているとすごく目立ってると思う。

あ…そういえば篠宮先輩って呼ぶより琉音先輩って言う方が似合ってる感じするな…

あと、東雲先輩も美琴先輩って言う方が似合ってると思う。

「海里、突っ立てないで行くぞ。」

俺は蓮にうながされてみんなが集まっているところにむかった。