「柳川さんはその、あれなんだよ!ともかくこのことは絶対秘密だから!!
それから俺達はライバルだから!
近づくなとかは言わないけど、負けないからな!!」


そう言い残し、高嶺先輩はどこかへ行ってしまった。



肝心の、なぜ昼休み私にあんなことを言ったのか?
の答えは教えてくれなかったけど、思っていたより高嶺先輩は良い人なのかもしれない。




私は気合いを入れ直し、再び弓道部に戻った。