夢SIDE


「こら!蘭、食べた茶碗はもっていきなさい!」


「...っち。」



っちとはなんですか!


まったく、作ってあげてるんだから持ってく位しなさいよ!



もうっ。



「夢、皿洗うの手伝うよ。」



哲が自分の皿を流しまで運んだ。


「そう?ありがとう。」


「いい子ぶりっ子の哲。」


蘭がぼそっとつぶやいた。


「こーら!喧嘩しないのっ。」


「まったくだよ。」



兄弟げんかみたいな蘭と哲。


2人ともイケメンに変わりはないけどね。