ふざけるな...。
ドラマや小説で手紙といったら感動して涙の出るものなんだろ。
俺は、頭が真っ白で何も考えられなくなった。
感動どころか、最後まで変な親父だよ。
自慢の父とは程遠い。
後悔するくらいなら最初からやるなよ。
でも、何でだろうな。
感動もしていないのに...。
一粒俺の目から涙があふれた。
俺のこと...
最後の最後に付け加えたみたいに書かれた文章。
それでも、覚えてくれていたんだ。
どんなに最低な父親でも俺には代わりのないたった一人の親父だったんだよ。
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