「クリームついてるよ。」


俺はクリームを指でぬぐった。


「あ...ありがと。」


少し、うつむいて顔を赤く染めた夢。


ドキ...

「夢、男と2人でいるときにそんな顔したらだめだよ?」


「え...?」


俺は優しく笑った。



その鈍感な姿に無理やりにでも奪ってやりたくなるのは分かる。



だから、哲も、蘭も...。


「どうしたの?怖いよっ?」


「あー。ごめん、なんでもないや。」



でも、俺は無理やりに奪うのは性じゃない。



いつか気持ちのつながったときまで...。


いつになるんだろうな。