【完】俺色の君



「どっちでも俺はいいけど露出度が高いものはやめろ。」


「...は?」



蘭は耳元でそんなことを行った。



どういう意味よ...。


「お前は可愛いから男に食われるぞ。」


そんな...


可愛いなんて耳元で言わないでよ。


「でも、純一がいるし...。」



私は少しだけ話を転換させた。


「純一がいる...か。いつからそんなカレカノみたいになってんだよ。」


私から体をはなした蘭。



今まであったぬくもりがなくなってスースーする。


「ま、俺はどうでもいいけどな。」

「...っらん!」


寂しく笑って出て行った。


蘭ってやっぱり謎だ...。