【完】俺色の君


蘭SIDE



授業をサボって出て行った哲を気にしている純一。



チャイムが鳴ったのと同時に俺のところに駆け寄ってきた。


「哲を、探しに行こう。」


「あ、あぁ。」



たぶん哲を...じゃなくて夢をだと思う。



哲はたぶん夢のところに行くから。



でも、いた場所は違った。



屋上に...


2人で抱き合っていた。



隣で息を呑む純一...。


そいえば純一には悪いことしたな。


朝も俺が夢を抱きしめちゃったし。



今も哲が...。