【完】俺色の君



「だから、護衛さんよ。私たちがいない間、あんたを守ってくれるの。」



いや、大げさだよ...。




「私、一人で大丈夫。うん、護衛?いらない!」



返ってめんどくさいよ。



「ごめん、もう呼んじゃった!えへっ。」


「ちょっと...さっきの涙はいったいどこに。」



さすが、女優。


でも、実の娘をだますな!



「夢、気をつけてね。もう、行くから!」


「え?今日からなの?聞いてないって!ちょ...。」



でも、お母さんはもう走っていってしまった。



女優の娘って憧れる?


ううん、まったくよろしくありません!!