純一SIDE


夢が蘭の部屋に行った後悲しそうな顔になった哲。



哲は俺らの中で一番分かりやすく夢に恋してる。



気持ちはみんな同じだろうけど...。



だから、ほっておけない。



哲は可愛い俺たちの弟みたいな存在。



普段は口に出さない蘭だってそう思っている。



「夢を、迎えに行くか。」


「純一...うん。」



哲は椅子から立ち上がると勢いよく蘭の部屋まで走っていった。


分かりやすいやつ...。